2020.05.12

「完璧」の正体

こんにちは。
ライフコーチの宗 大輔です。

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完璧に「完璧」をイメージすることはできない

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あなたは自分が知っている有能で優秀な人を見て、

「あの人はなんでも出来て完璧だ」と思ったことはありませんか?

以前、僕の知り合いの女性が「キャメロンは完璧!」と熱弁していたので、僕はてっきり『タイタニック』の監督、ジェームス・キャメロンかなと思ってたら、彼女が言ってたのはハリウッド女優のキャメロン・ディアスのことでした(笑)

さておき、このように相手を褒めるだけで終われば良いのですが、人を褒める反面、「それに比べて私は・・・」と落ち込んでしまう時もあります。

また逆に、自分は完璧を目指そうとモチベーションを上げて頑張っていくのも素晴らしいのですが、自分が描く理想と今の自分があまりにかけ離れていると、これはこれで落ち込んだり、自分を責めたりしてしまうこともあります。

こんな時、どう考えたら良いのでしょうか。


実はこの「完璧」という言葉、具体的にはっきりとはイメージできない言葉なんですよね。

言い方を変えると、人それぞれ「完璧」の中身もイメージも違うということなのです。

試しに先ほどの僕の知人女性が憧れているキャメロン・ディアスさん。

その女性が使った「完璧」という言葉の中身は、ルックスであったり、生き方、ライフスタイル、演技力などの様々な要素を指しているものだと思います。

ところで「完璧」という言葉の定義上、世の中の人全員が完璧と思うものである必要がありますよね。

その観点からすると、キャメロンディアスのファンには申し訳ないのですが、キャメロンの顔を好きな人もいれば、そうでもないという人もいます。

その時点で完璧という定義が成り立たないということなのです。

これは何もキャメロンだけではなく、世の中の全ての物事に当てはまります。

「世の中に完璧なものは一つもない」と言い切れます。

なぜこんな理屈っぽく語っているかというと、上のほうで書いたように 「完璧」という言葉に縛られてしまうケースがあるからです。

完璧を追求するが故に、自分の限界を超えて頑張ってしまう。

完璧だと”思う”人を見て、必要以上に自分を責めてしまう。

自分は完璧だと思い込んで、周りの人を蔑んでしまう。

確かに「完璧」という言葉は人を気持ち良くさせたり、勇気づけてくれたりします。

でも逆に自分の心と体を追い込んでしまう道具にもなってしまいます。

ここはひとつ、「完璧」という言葉にぴったり当てはまる完璧なものはないんだと思ってみると、心が楽になって、良い意味でリラックスができて、かえって良いパフォーマンスにつながるのではないでしょうか。


そしてやや自己啓発的な言い方をすれば、

「今、あなたが生きていること、考えていること、そして行動していること、それこそがすべて完璧なのです」

そういうわけで今日も完璧に生きた自分を褒めて、自分自身にご褒美を上げてみてはいかがでしょうか(^-^)




The fun is coming now.
お楽しみはこれからだ!

それではまた。
2019 - CRUISE TO FUTURE