2019.10.10

慣れない場所であがらずに話す秘訣

人生が幸せになる言葉の使い方
【宗大輔 公式メルマガ】より



人生を変える意識と言葉の使い方で
やりたいことを実現する方法

NLPコミュニケーションコーチ
CRUISE TO FUTURE(コトフ)の宗 大輔です。



あなたは、人前で話す時は緊張するほうですか?

一般的に日本人は人前で緊張する人が多いと言われています。

でも実は欧米人も結構な割合で緊張するそうです。



人前で緊張する理由には諸説様々あります。

またその解決方法も数えきれないくらいあります。



今日は僕の経験から作り出した緊張を和らげる方法をお伝えします。



実は僕は15年程前に極度の閉所恐怖症になりました。

その当時は一駅間隔の電車にも乗れませんでした。



東京の山手線で一駅だけ乗ろうと思って、車両に入るんですけど、発車直前にホームに飛び出してしまうんです。



事情が分からない人から見れば、変な人と思ったかもしれません。

電車のホームで乗ったり降りたりをずっと繰り返しているんですから。



何度もチャレンジに失敗するたびに、出発する電車の中にいる人たちを恨めしい気持ちで見送っていました。



そんなことを繰り返しているうちにすでに4~5時間が経っていました。



もう夕暮れ時で辺りも暗くなってきたので、次の電車で最後にしようと思い、電車を待っていると僕の中にある考えが浮かびました。



それまで何度もチャレンジしては出来なかった時、僕の頭の中ではこんな言葉がリフレインしていました。



「もし電車が発車して、何かあったら周りに迷惑が掛かる」



そう思うと体と心がすくむような感じがしていました。



でも最後のチャレンジの時、僕はこう思いました。



「もし何かあったらみなさん、よろしくお願いします」



そんな言葉を繰り返しながら、車両に乗り込みました。

そして同じ車両にいる乗客の一人一人に向かって心の中で、

「何かあったらよろしくお願いしま~す」

とめっちゃ軽いノリで呟いていました。



その時乗っていたお客さんは、

大学生風の男性、OL風の二人組、老夫婦、子供連れの家族、あと社内広告チラシを持った業者さんもいらっしゃっいました。



不思議なことに、この「何かあったら」マインドで皆さんの顔を眺めると、全員が優しい人に見えてくるんです!



僕はただただ安心感を持って電車に乗ることができました。



5時間かかった一駅だけの小さなチャレンジは大成功でした。



もちろん降りる時も一人一人に心の中で感謝しながら、とても清々しい気分で帰ることができました。



この小さなチャレンジが後にアメリカのオーランドへの10時間フライトに繋がると思うと感慨深いものがあります。





そしてこの一件以来、僕は人前に立って話す時もこのマインドをセットしていきます。



「みなさん、今日はよろしくお願いします」

「なんかあったらお願いしますね」

「一緒に楽しみましょう!」



なんて軽い調子で出ていくと不思議とリラックスして、普段通りのパフォーマンスが出せます。



人が慣れない場面に出ていくと

脳が危険信号を出して、

身体が緊張する状態を作り出します。

そして目の前の人たちを本能的に敵と判断します。



それを和らげるためには、

今その場所は自分にとって

安心安全な場所だと思い込むように

自分に言葉掛けをすると効果的です。



今回は僕の

「みなさん、よろしくお願いします」

をご紹介しました。



あなたが

もし人前で緊張する場面があったら、

自分の好きなザ・フレンドリーな言葉を

呟いてみてください。



緊張の時間が一転、

楽しい気分で素敵な時間を過ごせるかもしれませんよ(^▽^)/





それではまた。
2019 - CRUISE TO FUTURE