2020.01.07
日本人男性はジョークの意味を勘違いしている
「ふとんがふっとんだ!」はジョークではない!
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昨日のメルマガで「面白い話し方」について、9つのパターンを紹介しました。
その中でも「ユーモア」について僕の考えを交えて、少し書きますね。
ユーモアというと思い浮かぶのが、ジョーク。
ジョークは日常会話でフッと人を和ましたり、場を楽しくさせる効果があります。
たとえばどんなに有能な経営者でも、いつも社員にガンガン発破をかけるだけだと、社員はどんよりとしていきます。
そこでサラッと粋(いき)なジョークを言えば、社員もフッと力が抜けてリラックスでき、集中して仕事に取り組めます。
そう、ジョークはこの”粋”が大事なんです!
海外の映画、特に昔のハリウッド映画を観ていると随所に粋な会話が出てきます。
たとえば、バーでの会話。
客「マスターは女性のことなら何でも知ってるんだよね」
マスター「ええ、だからずっと独身なんです」
結婚間近のカップルの会話
女性「男性は結婚したら愛がなくなるって言うでしょ。あなたがそうなったら心配・・・」
男性「大丈夫だよ、僕は昔から人妻が好きだったから」
・・・どうですか?
思わずクスっとしませんか(^-^)
昔のハリウッド映画って、どんなに悲劇のストーリーでも、必ずこういうジョークがフッと入っていて、観客も少し気持ちを休めるように配慮されているんですよね。
僕は映画好き少年だったこともあり、こういうサラッと粋なジョークが言えることに憧れていました。
でも日本ではこの”ジョーク”というのがなかなか浸透していないのかなと思うのです。
先日、あるテレビ番組を観ていると、街頭インタビューで一般男性に「ジョークを言ってください」とふっていました。
そこでの回答が、
「ふとんがふっとんだ」
「ネズミにチューイしましょう」
「猫がねころんだ」
みたいなものばかりだったんです!
これはジャンルでいえば、「ダジャレ」になります。
ここまで読んでいただいた貴方にはジョークとダジャレの違いはお分かりかと思います。
まあ一般的には、ダジャレ=オヤジギャクのような感じですよね。
もちろん、その人の人柄によっては、いつものオヤジギャクが周りを和ませるということもあるかもしれません。
ダウンダウンの松本人志さんは、「オヤジギャクが寒いんじゃなくて、オヤジギャクを使うタイミングが寒いだけ」と著書で書いています。
またダジャレも高度なものになると掛詞(かけことば)のようにハイレベルなものもあります。
「『うぐいす』と掛けまして、『お葬式の参列』と説きます。そのこころは、『鳴く鳴く(泣く泣く)梅(埋め)に行く』」
これは落語家の故・立川談志師匠の作品です。
とまあ、なんでも極めるとすごいものがあるのですが、話をジョークに戻します。
ここまでの話を大きく展開させると、ビジネスやプライベートで、ユーモアのあるジョークがあると、それだけでネガティブな気持ちがなくなったり、落ち込んでいた気分が前向きになれると思うのです。
世界中でその国々の特徴を活かしたジョークがありますが、主に3つのジャンルに集約されます。
「恋愛(夫婦)」
「病気(医者)」
「食事(レストラン)」
この3つに関するジョークが多いということは、それだけ人が大切にしているということかもしれません。
「恋愛」のジョークは上に書いたので、他のジャンルを紹介すると、
「病気(医者)」のジョーク
患者「先生、最近耳が遠くなって。自分のおならの音も聞こえないんです」
医者「ではこの薬を飲んでください」
患者「これ飲んだら耳が聞こえるんですか」
医者「それはないんですが、代わりにおならの音が大きくなります」
「食事(レストラン)」のジョーク
お客「ねえ、今日のステーキ、こないだの時より小さくない?」
ウェイター「ええ、お客さん、こないだは窓際の席だったので」
このようにジョークは読んでても聞いてても、なんだか楽しい気分になりませんか。
そして、つい使ってみたくなる(笑)
僕は会社員時代、真面目な会議になればなるほど、頭のなかにジョークが浮かんできて、「言いたいけど言っちゃダメ!」という葛藤を抑えるのが大変でした!
でも本気で思います。
どんなに深刻な状況でも、ふとしたジョークひとつで肩の力が抜けて思考が柔軟になることで、いままで気づかなかったアイデアや他の良い選択肢が浮かぶこともあります。
僕も含めて、日本人がどんどんジョークを言えるようになっていけば、今までピリピリした職場も和やかな雰囲気になり、怒りんぼの上司も気の利いたアドバイスができるようになり、自己肯定感の低かった人も「自分にもできることや能力がある」と伸び伸びと過ごせるようになると思うのです。
もちろん家庭でのコミュニケーションもまさに「団らん」といったものになっていくでしょう。
そしてジョークにもいろんなパターンがありますが、まさにこのパターンを身につければ、誰でもどんどんジョークが作れるようになります。
いろんなパターンのジョークを紹介しながら、自分でも作れるようになるセミナー。
そんなセミナーの企画を考えています。
妻「あなた遅かったわね。今救急車呼んだところよ」
夫「何かあったのか!」
妻「これからよ」
良いジョークは人に安心と勇気とやる気をもたらす
みなさま、いつもお読みいただき、感謝です。
The fun is coming now.
お楽しみはこれからだ!
それではまた。
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昨日のメルマガで「面白い話し方」について、9つのパターンを紹介しました。
その中でも「ユーモア」について僕の考えを交えて、少し書きますね。
ユーモアというと思い浮かぶのが、ジョーク。
ジョークは日常会話でフッと人を和ましたり、場を楽しくさせる効果があります。
たとえばどんなに有能な経営者でも、いつも社員にガンガン発破をかけるだけだと、社員はどんよりとしていきます。
そこでサラッと粋(いき)なジョークを言えば、社員もフッと力が抜けてリラックスでき、集中して仕事に取り組めます。
そう、ジョークはこの”粋”が大事なんです!
海外の映画、特に昔のハリウッド映画を観ていると随所に粋な会話が出てきます。
たとえば、バーでの会話。
客「マスターは女性のことなら何でも知ってるんだよね」
マスター「ええ、だからずっと独身なんです」
結婚間近のカップルの会話
女性「男性は結婚したら愛がなくなるって言うでしょ。あなたがそうなったら心配・・・」
男性「大丈夫だよ、僕は昔から人妻が好きだったから」
・・・どうですか?
思わずクスっとしませんか(^-^)
昔のハリウッド映画って、どんなに悲劇のストーリーでも、必ずこういうジョークがフッと入っていて、観客も少し気持ちを休めるように配慮されているんですよね。
僕は映画好き少年だったこともあり、こういうサラッと粋なジョークが言えることに憧れていました。
でも日本ではこの”ジョーク”というのがなかなか浸透していないのかなと思うのです。
先日、あるテレビ番組を観ていると、街頭インタビューで一般男性に「ジョークを言ってください」とふっていました。
そこでの回答が、
「ふとんがふっとんだ」
「ネズミにチューイしましょう」
「猫がねころんだ」
みたいなものばかりだったんです!
これはジャンルでいえば、「ダジャレ」になります。
ここまで読んでいただいた貴方にはジョークとダジャレの違いはお分かりかと思います。
まあ一般的には、ダジャレ=オヤジギャクのような感じですよね。
もちろん、その人の人柄によっては、いつものオヤジギャクが周りを和ませるということもあるかもしれません。
ダウンダウンの松本人志さんは、「オヤジギャクが寒いんじゃなくて、オヤジギャクを使うタイミングが寒いだけ」と著書で書いています。
またダジャレも高度なものになると掛詞(かけことば)のようにハイレベルなものもあります。
「『うぐいす』と掛けまして、『お葬式の参列』と説きます。そのこころは、『鳴く鳴く(泣く泣く)梅(埋め)に行く』」
これは落語家の故・立川談志師匠の作品です。
とまあ、なんでも極めるとすごいものがあるのですが、話をジョークに戻します。
ここまでの話を大きく展開させると、ビジネスやプライベートで、ユーモアのあるジョークがあると、それだけでネガティブな気持ちがなくなったり、落ち込んでいた気分が前向きになれると思うのです。
世界中でその国々の特徴を活かしたジョークがありますが、主に3つのジャンルに集約されます。
「恋愛(夫婦)」
「病気(医者)」
「食事(レストラン)」
この3つに関するジョークが多いということは、それだけ人が大切にしているということかもしれません。
「恋愛」のジョークは上に書いたので、他のジャンルを紹介すると、
「病気(医者)」のジョーク
患者「先生、最近耳が遠くなって。自分のおならの音も聞こえないんです」
医者「ではこの薬を飲んでください」
患者「これ飲んだら耳が聞こえるんですか」
医者「それはないんですが、代わりにおならの音が大きくなります」
「食事(レストラン)」のジョーク
お客「ねえ、今日のステーキ、こないだの時より小さくない?」
ウェイター「ええ、お客さん、こないだは窓際の席だったので」
このようにジョークは読んでても聞いてても、なんだか楽しい気分になりませんか。
そして、つい使ってみたくなる(笑)
僕は会社員時代、真面目な会議になればなるほど、頭のなかにジョークが浮かんできて、「言いたいけど言っちゃダメ!」という葛藤を抑えるのが大変でした!
でも本気で思います。
どんなに深刻な状況でも、ふとしたジョークひとつで肩の力が抜けて思考が柔軟になることで、いままで気づかなかったアイデアや他の良い選択肢が浮かぶこともあります。
僕も含めて、日本人がどんどんジョークを言えるようになっていけば、今までピリピリした職場も和やかな雰囲気になり、怒りんぼの上司も気の利いたアドバイスができるようになり、自己肯定感の低かった人も「自分にもできることや能力がある」と伸び伸びと過ごせるようになると思うのです。
もちろん家庭でのコミュニケーションもまさに「団らん」といったものになっていくでしょう。
そしてジョークにもいろんなパターンがありますが、まさにこのパターンを身につければ、誰でもどんどんジョークが作れるようになります。
いろんなパターンのジョークを紹介しながら、自分でも作れるようになるセミナー。
そんなセミナーの企画を考えています。
妻「あなた遅かったわね。今救急車呼んだところよ」
夫「何かあったのか!」
妻「これからよ」
良いジョークは人に安心と勇気とやる気をもたらす
みなさま、いつもお読みいただき、感謝です。
The fun is coming now.
お楽しみはこれからだ!
それではまた。